配電系統向け潮流計算の並列処理による高速化の基礎検討

カテゴリ: 全国大会

論文No: 6-135

グループ名: 【全国大会】令和6年電気学会全国大会論文集

発行日: 2024/03/01

タイトル(英語): A Basic Study on Fast Load Flow Calculation for Power Distribution Systems Using Parallel Processing

著者名: 萩野良祐（明治大学）,小林優斗（明治大学）,福山良和（明治大学）

著者名(英語): Ryosuke Hagino (Meiji University),Yuto Kobayashi (Graduate School of Meiji University),Yoshikazu Fukuyama (Meiji University)

キーワード: 配電系統向け潮流計算|並列処理|distribution load flow calculation|parallel processing

要約(日本語): 本論文では，サーバーのCPUコアを利用した，配電系統向け潮流計算の並列処理による高速化の基礎検討を行った結果を報告する。潮流計算の手法は，Backward-Forward Sweep法を用いた。この手法は，電力量の初期値を与えた後，上流ノードから末端方向へ各ノードの電力量を計算する前進計算と，末端ノードから上流方向へ状態変数の修正量を計算する後退計算を繰り返し行う手法である。各フィーダー毎の潮流計算をOpenMPにより並列化した。IEEE69母線系統をベースに作成した大規模系統を対象にシミュレーションを実施し，配電系統向け潮流計算に対する並列処理による高速化の有用性を確認した。

本誌掲載ページ: 228-230 p

原稿種別: 日本語

PDFファイルサイズ: 619 Kバイト