PVを含む配電系統におけるPMUを用いた状態推定とSVR指令値決定手法
PVを含む配電系統におけるPMUを用いた状態推定とSVR指令値決定手法
カテゴリ: 全国大会
論文No: 6-139
グループ名: 【全国大会】令和6年電気学会全国大会論文集
発行日: 2024/03/01
タイトル(英語): A SVR Control Method Using PMU-based State in Distribution System with Photovoltaics
著者名: 花城李紀(横浜国立大学),辻隆男(横浜国立大学),森内瑛人(東京電力パワーグリッド),庄司智昭(東京電力ホールディングス)
著者名(英語): Hanashiro Riki (Yokohama National University),Tsuji takao (Yokohama National University),Moriuchi Eito (TEPCO Power Grid),Shoji Tomoaki (Tokyo Electric Power Company Holdings)
キーワード: SVR|確率的状態推定|PMU|SVR|Probabilistic State Estimation|PMU
要約(日本語): 近年ではエネルギー・環境問題の解決に向けて脱炭素化が世界的に進められている。日本では 2050 年カーボンニュートラル実現が宣言され,その達成に向けて太陽光発電(PV)などの分散型電源の導入が進展している。このような発電機の出力は天候に大きく左右されるため,配電系統の電圧は変動しやすくなり適正範囲内に収めることが難しくなる。その対策として,無効電力補償装置(SVC)や蓄電池の導入,自動電圧調整器(SVR)による電圧制御の高度化などが考えられる。そこで,本稿では変電所直下に SVR が設置されている配電系統を想定し,負荷とPV が不確実に変動することを考慮した SVRの最適な運用方法について検討を行った。負荷やPVの不確実性をシミュレーション上で模擬するために,複数の負荷・PV 出力パターンを生成し,各パターンにおける潮流状態の解析を通じて電圧分布を確率的に評価し,SVR 指令値を決定する手法を提案した。また,系統の状態は変電所二次側バンクに設置されたセンサと複数台の同期位相計測装置(PMU)から得られる情報から推定することとし,そこから得られた系統全体の状態を考慮してSVR 指令値を決定することとした。
本誌掲載ページ: 235-237 p
原稿種別: 日本語
PDFファイルサイズ: 488 Kバイト
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