空調機用アクティブフィルタの基本波無効電流余力の評価

カテゴリ: 全国大会

論文No: 6-144

グループ名: 【全国大会】令和6年電気学会全国大会論文集

発行日: 2024/03/01

タイトル(英語): Evaluation of Surplus Fundamental Reactive Current Capacity of Active Filters for Air Conditioning

著者名: 松田響生（東京大学）,馬場旬平（東京大学）,河野雅樹（ダイキン工業）,太田圭祐（ダイキン工業）,川嶋玲二（ダイキン工業）

著者名(英語): Hibiki Matsuda (The University of Tokyo),Jumpei Baba (The University of Tokyo),Masaki Kono (Daikin Industries),Keisuke Ota (Daikin Industries),Reiji Kawashima (Daikin Industries)

キーワード: アクティブフィルタ|配電系統|無効電力補償|太陽光発電|active filter|distribution grid|reactive power compensation|photovoltaic

要約(日本語): 近年，大量の太陽光発電（PV）が導入され，配電系統の電圧逸脱が深刻化している。これまで電圧逸脱の解消にはSVCなどの無効電力補償装置が用いられてきたが，需要家の無効電力資源を活用した電圧制御も検討されている。本稿では，需要家資源として業務用パッケージエアコンの高調波抑制に用いられるアクティブフィルタ（AF）に着目した。空調の未稼働時や部分負荷運転時のようなAFに余力が存在するとき，高調波補償電流に基本波無効電流を重畳して出力することで，配電系統の電圧調整に利用可能である。そこで，AF が出力できる基本波無効電流余力と，空調機の負荷率との関係を数式的に検討し，AF容量の大部分を系統の電圧調整に供出可能であることを確認した。

本誌掲載ページ: 245-247 p

原稿種別: 日本語

PDFファイルサイズ: 566 Kバイト