近傍雷を受けた洋上構造物周辺における雷電流分布

カテゴリ: 全国大会

論文No: 7-074

グループ名: 【全国大会】令和6年電気学会全国大会論文集

発行日: 2024/03/01

タイトル(英語): Lightning Current Distribution Around Offshore Structures Struck by Nearby Lightning

著者名: 神谷柾徳（奈良工業高等専門学校）,池田陽紀（奈良工業高等専門学校）

著者名(英語): Masanori Kamiya (National Institute of Technology, Nara College),Youki Ikeda (National Institute of Technology, Nara College)

キーワード: 洋上構造物|海水|雷|サージ電流|offshore structure|sea water|lightning|surge current

要約(日本語): 構造物が少なく地形の起伏もない洋上では，小型船舶や海面の波頭などへも落雷する場合がある。海水が高い導電性を示すため，高周波成分を含む雷電流は表皮効果により海面付近に集中して流れ，船舶などの洋上構造物に被害を生じる危険性がある。そのため，洋上では周辺の構造物や海面への落雷によって海水中を拡散する雷電流にも注意を払う必要がある。本稿では，FDTD法に基づく数値電磁界解析の結果から，近傍雷を受けた洋上構造物周辺の電流分布について検討した。その結果，構造物周辺に雷電流が集中しえること，また構造物内部に電流が侵入する場合もあることを示した。

本誌掲載ページ: 124-125 p

原稿種別: 日本語

PDFファイルサイズ: 534 Kバイト