電線間伝搬時間を考慮した無損失線路模擬方法

カテゴリ: 全国大会

論文No: 7-078

グループ名: 【全国大会】令和6年電気学会全国大会論文集

発行日: 2024/03/01

タイトル(英語): A Simulation Model of Loss-less Line Considering Propagation Time between Conductors

著者名: 関岡昇三（湘南工科大学）

著者名(英語): Shozo Sekioka (Shonan Institute of Technology)

キーワード: 分布定数線路|雷サージ|電磁界

要約(日本語): 送電線や接地網では電線や埋設地線間を有限の速さで伝搬するため，厳密には平行する電線・埋設地線間の相互誘導における電磁界伝搬時間を考慮する必要がある。電磁界解析手法ではこの伝搬時間は自動的に考慮されるが，電気回路論的手法では考慮されていない。電線や埋設地線を結ぶ鉄塔や埋設地線を高精度なモデルで模擬することが多い。それらではサージ伝搬速度を考慮している。本稿では電気回路的手法において電線間の誘導電圧を取り扱う際に伝搬時間を考慮する手法の提案を行う。なお，電路は無損失多導体分布定数線路とし，伝搬速度はどの大地帰路・線間成分も同じであるとする。

本誌掲載ページ: 128-129 p

原稿種別: 日本語

PDFファイルサイズ: 739 Kバイト