保蔵物に入った鉄道配電線路用高圧ケーブルの温度上昇の推定
保蔵物に入った鉄道配電線路用高圧ケーブルの温度上昇の推定
カテゴリ: 全国大会
論文No: 7-117
グループ名: 【全国大会】令和6年電気学会全国大会論文集
発行日: 2024/03/01
タイトル(英語): Estimation of Temperature Rise of High-voltage Cable in Protector Material for Railway Distribution Line
著者名: 國峯由季(東日本旅客鉄道),保坂朋子(東日本旅客鉄道),南之園弘太(東日本旅客鉄道),鈴木高志(東日本旅客鉄道),林屋均(東日本旅客鉄道)
著者名(英語): Yuki Kunimine,Tomoko Hosaka,Kota Minaminosono,Takashi Suzuki,Hitoshi Hayashiya
要約(日本語): JR東日本では,高圧ケーブルを地上に敷設することが多く,保蔵物に収容されている。保蔵物には日光が直接当たることから保蔵物内の温度が高くなる。合わせて猛暑日の増加など環境も変化していることから,温度上昇によるケーブルの劣化や絶縁不良が発生する可能性が高まってくることが考えられる。そこで,保蔵物に収められた高圧ケーブルの温度を計算するモデルを作成し,評価することにした。外気温から保蔵物内部温度,導体温度を算出する簡易的な計算モデルを構築し,その計算モデルを用いて当社管内で最も過酷と考えられる条件において,導体温度が,架橋ポリエチレンの結晶が溶融を始める温度である105℃に達する外気温を算出した結果,70℃付近となった。そのため,通常の使用環境において保蔵物内の高圧ケーブルの機能が損なわれることはないと結論づけることができた。
本誌掲載ページ: 187-189 p
原稿種別: 日本語
PDFファイルサイズ: 555 Kバイト
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