B-rich前駆体粉末を用いたMgB2多結晶体の物性

カテゴリ: 研究会(論文単位)

論文No: MC23002,ASC23018

グループ名: 【A】基礎・材料・共通部門 金属・セラミックス/【B】電力・エネルギー部門 超電導機器合同研究会

発行日: 2023/10/28

タイトル(英語): Physical properties of MgB2 bulks starting from B-rich precursor

著者名: 関口 直希(青山学院大学),岩﨑 響(青山学院大学),元木 貴則(青山学院大学),下山 淳一(青山学院大学)

著者名(英語): Naoki Sekiguchi(Aoyama Gakuin University),Hibiki Iwasaki(Aoyama Gakuin University),Takanori Motoki(Aoyama Gakuin University),Jun-ichi Shimoyama(Aoyama Gakuin University)

キーワード: ＭｇＢ２|超伝導|超電導|MgB2|superconductivity

要約(日本語): MgB2は金属系超伝導体の中で最高の臨界温度~39 Kを有し、合成が比較的容易で粒間の結合に優れているなどの長所を持つ。しかし、臨界電流密度Jcが磁場中で急激に低下することから、応用可能な磁場が制限されている。その改善指針の一つとして、粒界の高密度化が挙げられる。以上の背景から、MgB2多結晶体の粒界の高密度化を目的として、結晶粒径の小さいMgB2結晶を含む前駆体粉末を原料としたMgB2多結晶体を合成しそれらの物性を調べている。

要約(英語): Jc of MgB2 superconductors rapidly decreases with an increase in magnetic field. Increasing grain boundary density is considered as an effective strategy for improving Jc of MgB2 bulks in magnetic fields. In this study, we focused on the synthesis of highly dense MgB2 bulks with small MgB2 grains, i.e., high grain boundary density using B-rich MgB2 precursor, which contains very fine MgB2 grains.

本誌: 2023年10月31日金属・セラミックス/超電導機器合同研究会

本誌掲載ページ: 5-8 p

原稿種別: 日本語

PDFファイルサイズ: 1,982 Kバイト