巻き戻し構造を持ったHTS変圧器型超電導限流器の限流特性の解析

カテゴリ: 全国大会

論文No: 5-124

グループ名: 【全国大会】平成21年電気学会全国大会論文集

発行日: 2009/03/15

タイトル(英語): Analysis on current limiting characteristic of transformer type SCFCL of rewound structure using BSCCO wire

著者名: 小田さや香 (京都大学),新居辰彦 (京都大学),白井康之 (京都大学)

キーワード: 超電導限流器|巻き戻し構造|BSCCO

要約(日本語): 変圧器型限流器では、限流インピーダンスは一次側コイルのインダクタンスで決まり、限流動作開始電流および限流特性はS/N転移する二次側コイルのインダクタンスと発生する常電導抵抗に依存する。そこで良好な限流特性を得るには、二次側コイルのインダクタンスを小さく、二次側常電導抵抗を大きくすることが必要となるが、通常の同軸コイル構造では、線材長を長くすればインダクタンスも大きくなり、設計の裕度が小さい。本研究では、原理確認のため、BSSCO線(n値21,臨界電流値100A)を用いた巻き戻しコイル構造を採用することで設計裕度を大きくできることを示し、モデル装置を製作して確認した。

原稿種別: 日本語

PDFファイルサイズ: 762 Kバイト