電力の小規模取引に基づく革新的電力流通システムの提案

カテゴリ: 全国大会

論文No: 6-111

グループ名: 【全国大会】平成21年電気学会全国大会論文集

発行日: 2009/03/15

タイトル(英語): Proposal of an innovative electricity distribution based on small-scale electric energy transmission

著者名: 細川 智弘(東京大学),藤井 康正(東京大学)

著者名(英語): Tomohiro Hosokawa(School of Engineering The University of Tokyo),Yasumasa Fujii(School of Engineering The University of Tokyo)

キーワード: 分散電源|電力市場|電力貯蔵|自律分散

要約(日本語): 分散電源が家庭のような小規模な単位で運用され、各家庭が余剰電力の運用することを考えると、発生する多量の電力の取引を中央集中型の市場ではなく分散型の市場で行う方が望ましいと考えられる。分散型の市場により局所的な電力需給の特徴が電力価格に反映され、適切な電力価格が決定すると考えられる。さらに分散電源の大規模な普及は局所的な電力の過不足を生み、配電系統の混雑を招くが、分散型の市場により地点ごとに決まる価格によって混雑は緩和されると考えられる。本発表では分散型市場の概念とその利点を説明し、シミュレーションにより分散型市場により配電系統が構成される様子を模擬したものを紹介する。

原稿種別: 日本語

PDFファイルサイズ: 3,118 Kバイト