配電損失最小化問題のスケーラブルな厳密解法

カテゴリ: 全国大会

論文No: 6-156

グループ名: 【全国大会】平成28年電気学会全国大会論文集

発行日: 2016/03/05

タイトル(英語): A Scalable and Exact Distribution Loss Minimization Method

著者名: 安田 宜仁(北海道大学),湊 真一(北海道大学),竹延 祐二(早稲田大学),林 泰弘(早稲田大学)

著者名(英語): Norihito Yasuda(lHokkaido University),Shin-ichi Minato(lHokkaido University),Yuji Takenobu(Waseda University),Yasuhiro Hayashi(Waseda University)

キーワード: 損失最小化,配電網,整数計画法

要約(日本語): 配電損失最小化において、実用的な規模の配電網について大域最適解を与えることができる手法を提案する。提案法は整数計画法(ILP)による定式化を行う。従来よりILPによる方法は存在したが、開閉器の状態を二値変数として表現するため大規模網に適用できなかった。提案法は各供給点を根とする木のうち電気的に実行可能なもののみを列挙し，この木に対応する変数を用いて定式化する。これによりにより潮流計算をILP定式化から分離可能にすると同時に放射状制約の取扱いを容易にする。提案法は開閉器数468の配電網に対して10秒程度で厳密解を得ることに成功した。

原稿種別: 日本語

PDFファイルサイズ: 1,013 Kバイト