無線式列車制御システムにおける位置誤差と余裕距離の一検討

カテゴリ: 全国大会

論文No: 5-161

グループ名: 【全国大会】令和6年電気学会全国大会論文集

発行日: 2024/03/01

タイトル(英語): A Study of Position Error and Margin Distance on Radio Train Control System

著者名: 久保田淳司（鉄道総合技術研究所）,関山瞬太郎（鉄道総合技術研究所）,西本翔（鉄道総合技術研究所）,北野隆康（鉄道総合技術研究所）

著者名(英語): Junji Kubota (Railway Technical Research Institute),Shuntaro Sekiyama (Railway Technical Research Institute),Sho Nishimoto (Railway Technical Research Institute),Takayasu Kitano (Railway Technical Research Institute)

キーワード: 無線式列車制御システム|停止限界|位置誤差|余裕距離|Radio Train Control System|Movement Authority|Position Error|Margin Distance

要約(日本語): 現在，著者らは公衆通信回線を活用した安全確認型の列車制御システムの研究開発を行っている。無線式列車制御システムでは，列車の在線を車上の位置検知デバイスで認識した位置に基づいて行うため，位置検知の過程で発生する誤差への対策等として，真の列車位置に対して安全を考慮した余裕距離の設定が重要となる。位置誤差や余裕などの要素を明確にしないままシステムを設計した場合，鉄道事業者や線区ごとの運行条件などに応じて，仕様が異なってしまい，相互運用性に支障する恐れがある。そこで，安全確認型の列車制御システムにおいて考慮すべき余裕距離の要素を体系的に整理し，システム機能への割り付けを検討したため，報告する。

本誌掲載ページ: 268-270 p

原稿種別: 日本語

PDFファイルサイズ: 542 Kバイト